漫画レビュー~遠藤ってば!~

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□ 企画・考察 □

日常漫画の魅力に迫る

まぁ運営も再開したことだし、こっちの路線も記事にしていきましょうということで。
私のやりたかった企画・考察の路線って何なんだろうなと思った時に、やっぱり既に自ブログで紹介した作品を下地に捕捉として漫画周りのことについて話したいというのは今も変わっておらず。
レビューする作品が増えれば増えるだけ話すネタも連動して増えるという何とも遠回りでややこしい話なわけですが、今回は日常漫画の魅力に迫ってみたいと思います。



日常漫画って何?
よく「この作品は日常漫画のジャンルだな」なんて言われたりしますが、そもそも日常漫画って何なんでしょう。
定義からしてあれこれあるとは思うのですが、まぁ基本的には日常的な何ともない生活を登場人物がコメディ調で過ごしている観点を主軸とした作品、一昔前の言い方をするならばホームコメディみたいな作品がこれにあたるのかなと思います。
でも、考えてみると日常漫画という名称で親しまれるような下地ってないことに気付きます。
当ブログでも日常系・コメディ漫画というジャンルを立ててはいるものの、厳密にギャク漫画だとか恋愛漫画だとか料理漫画だとかそういう確固たる名称の確立がこの日常漫画はされていない。
考えてみると日常漫画には学園漫画みたいな青春要素もあれば、完全な体当たりのギャグ漫画としての側面だって作品によればあるというのがまず言えるからこそ、名称としての確立まではいっていないのかも知れません。
ということを考えるわけですが、以降話していく過程で仮にも定義付けをしていかないと何とも締まりのない記事になってしまうので、まずはここの話を詰めたいと思います。ちょっと考えてみたのを↓に提示してみますのでどんなものか感じてみてください。

日常漫画:生活を主題材にした漫画

どうでしょうか……、どの漫画でも人々が生活しているわけですから微妙な定義付けかも知れませんが、主題材とした所に少し主張があったりします。
あるいはほのぼのとした雰囲気がどの日常漫画にもあるという点は見過ごせない点だと思うので、これを組み入れた方がしっくりくるかも知れません。

日常漫画:生活を主題材にしたほのぼの漫画

あー……こっちのほうがいいかも知れない。ちなみにほのぼのというのは心がほのかにあたたまるようなさまのことを言いますが、まぁ辞書にも載ってる言葉ですし、一般的に使うかはまた別の話ですがほのぼの漫画というように言いくるめてしまってもおかしいということはないでしょう。

日常漫画という言葉は私自身もよく言葉として使うのですが、まぁその定義の先駆けを提示したのが私が初めてということはないでしょう。
ただ、何ともなしに皆が使っていた日常漫画という言葉をこうやってわざわざ記事にしてあーでもないこーでもない言っているのは私くらいなものかも知れません。

だがそれがいい(知らんがな)

まぁそんなわけで以降の日常漫画の意味はこの定義に沿って話します。



日常漫画の台頭
ではその日常漫画の魅力って何でしょうか。
最近は日常漫画と呼べるジャンルの作品がこれでもかというくらいに増え続けている気がします。連動性があるのかはわかりませんが、ギャク漫画が一昔前のようにこてこてのものである必然性が薄まってきたのと同じように、この日常漫画も何かの進化系として台頭してきたジャンルであるかも知れないと考えたりもします。
ここには何があるのかなぁーなんて考えを巡らせたのですが、言われてみればありました。

現代社会そのものの諸問題が生み出した拠り所こそ日常漫画なんじゃないか?

この観点です。急に現代社会の問題を引っ張り出してきて吹いてしまった人、私もそう思いますノ(´д`*)
飛躍しすぎだろ。ちょっとその飛躍を埋めます。話が漫画と逸れないように簡易的にですが、例えばいじめ問題だったり格差社会の問題だったり食の安全問題でも現代社会は忙しくなく窮屈で疲弊しながら生活している人って大勢いると思います。
事なかれ主義も横行しますし、何かと心の休まる居場所を無意識にも求めてしまうのが現代人です。

そこで何かに癒しを求める動きが活発になり、セラピーだったりペットブームだったり様々な注目を浴びてきたのだと思います。
メディアでも癒し系タレントは一時期物凄い反響がありましたし、最近ではゲームなどでもヒーリング重視のゲームが注目を集めたりもしています。

うん、何の話だっけ?:(;゙゚'ω゚'):

そこで漫画の世界でもその動きが顕著になっていったんじゃないかと。ほのぼのを求める情勢と言いましょうか。
だからこそ、昔から日常漫画というものはあったけれど、ここ最近でジャンルとして活気が溢れ出てきていると。
皆、漫画にも癒しを強く求める時代になったのではないか。
例えば恋愛や青春漫画などの路線から上記で触れた社会の風潮を敏感に感じ取ってそのものを強く主張する必要性が薄まって辿りついた境地が日常漫画かも知れませんし、それはギャグ漫画の路線から薄れていって辿りついたものである可能性もあります。
……薄まるというのは少し違うかな。
テーマを絞って描くだけが漫画ではなく、テーマを定めない緩さも尊重された結果生み出されたジャンルであるのかも知れません。
それでは次に年代的にどのようなものがあるのか少しだけ触れてみましょう。



日常漫画の潮流とは
流れだけでも少し整理してみたいと思います。代表格のような作品だけひとまず的を絞って記載、そこから台頭との関連性を裏付けれないか少しだけ整理してみます。
やはり興りとしてどの辺りの作品が今の日常漫画に通じる興りなのかなと考えたのですが、古くは1994年~2006年まで連載された「ヨコハマ買出し紀行」や1988年から連載を続けている「ふくふくふにゃ~ん」、4コマ作品として見ていけば1999年~2002年まで連載された「あずまんが大王」等が今日(こんにち)の日常漫画のジャンルに影響を及ぼしている作品なのではと思います。
元祖としてしまえばもっと古くからの作品が出てくるとは思いますが、ここ最近の日常漫画を描く作家に影響を及ぼし始めたという視点でいえばやはりここ10~20年の範囲でみた方が現実的な観点ではあると思います。
さて、この次に日常漫画が活性化し始めたのはいつだろうかと作品を漁ってみましたが、ここで顕著な形として見えてきたことがあります。
まずは作品群を挙げてみたいと思います。挙げていく作品は厳密にはさきほど日常漫画と定義した作品の範疇を外れてしまうものもあるかも知れませんが、括りを広い視野で同じくしてみた場合の羅列なので精度はあまり気にしないで下さい(´ε`;)
「ひだまりスケッチ」、「らいか・デイズ」、「よつばと!」、「みなみけ」、「チーズスイートホーム」、「荒川アンダーザブリッジ」、「君と僕。」、「サナギさん」、「よにんぐらし」……ピンと来る人にはピンとくるかも知れないのですが、どの主要な日常漫画も2003年~2004年にかけて連載が始まった作品です。
言い換えれば日常漫画元年とも呼べるものがこの年に開花していると言えます。
2003年~2004年、丁度この時期と同じくして日常漫画を生ませる機運があったのでしょうか?
その辺りは定かじゃないですが、格差社会の問題が2000年辺りから顕著になってきて窮屈な世の中に対してのしがらみの発散として、漫画にも癒しを求める結果、2004年辺りにその機運が溢れて日常漫画が数多く連載を始めたのかも知れません。
ここから先を調べていくとただの雑記の範疇を超えるのでしませんけどw
その後は2005年連載開始の「それでも町は廻っている」、2006年連載開始の「マイガール」、2007年連載開始の「flat」、2008年連載開始の「ばらかもん」など毎年様々な日常漫画がジャンルを支えています。

このように需要に従って成長を続けている日常漫画のジャンルですが、もしかするとまだこのジャンルの漫画にあまり接したことがないという人もいるかも知れません。
以降はお馴染みの既存レビュー頼りで少しばかりこれまでに当ブログでレビューしたことのある日常漫画と思われる作品を記載してみたいと思います。
この機会に普段日常漫画に触れてこなかった人は是非体感して欲しいと思うばかりです。



参考レビュー
当ブログでレビューしている作品ということで記載させて頂きますが、一押しと思われる作品に的を絞ってレビューを重ねてきているつもりなので、どの作品も是非未読でいらっしゃいましたら漫画好きとして読んで欲しいと思います。作品タイトルクリックで該当レビューに飛びます。ア行から順に。

荒川アンダー ザ ブリッジ:奇想天外人情コメディ。キャラ漫画に近い。
うさぎドロップ:厳密には子育て漫画。まぁ大枠では日常漫画の範疇ではないかと。
君と僕。:学園漫画でもあって青春漫画でもある。
サナギさん:4コマ漫画なのだけれど、作品のテーマは直球で日常漫画の意図を汲んでいる。
それでも町は廻っている:メイド要素は飾り。ほのぼのの精神。
つぶらら:アイドルを目指す漫画。何気ない日常には癒しが詰まっている。
ばらかもん:書道家と島民のふれあい。スローライフ。
flat:男子学生と幼児の交流。癒し。
マイガール:家族の在り様を描く。
みなみけ:三姉妹の平穏な日常。
よつばと!:まさに日常漫画の金字塔。

うん、どれも素敵な作品です。



日常漫画と雰囲気漫画の違い
癒しを感じるためのほのぼのを感じさせてくれる日常漫画と認識を混同して言われているのが雰囲気漫画といわれるジャンルの作品です。
まぁこの日常漫画自体も何となく定義付けしているだけなので、明確な区分けがない以上はなんと呼んでも間違いというわけではないんですが、いちおう曖昧なままにしておくわけにもいかないでしょう。
して、この雰囲気漫画と呼ばれるジャンルですが、まぁ視点は色々あると思います。
作品のテーマが壮大なものの実はしっかり描けていなくて雰囲気に留まっている作品や言葉通り作品自体が不思議な雰囲気を持っていてその雰囲気だけで作品を牽引する作品。
いわばファンタジー漫画だけど明確な作品のテーマはなく漂っている感じの作品でしょうか。
日常漫画においては生活観とほのぼのした気持ちになれる癒しの側面があるわけで、特にテーマがないからといってこれらの日常漫画を雰囲気漫画とするのは違うと思うんです。
なので、雰囲気漫画と差す場合はファンタジー崩れ(悪い意味ではないですよ)の不思議な空気を纏った世界観で推す類の作品の総称として使って頂きたいなと思います。
どちらかというと雰囲気漫画というものは芸術性重視のアートに近い概念を持った作品なのかなと私の考えではそうなっております。
まぁわざわざ書くことかって気もしないでもないですが、総称して雰囲気漫画というような言葉で今回話した日常漫画を一括りにして欲しくはないと思ったので記載しておきます。
それをしちゃうと上で書いてきた内容はなんなのよっていうw



総括
当ブログは連載作品になっていく作品をレビューしているので、1巻で完結する漫画というのにはレビューとして手を伸ばすということはあまりありません。
今回話した日常漫画や雰囲気漫画はこの1巻で完結する短編集のような作品にも多いことも忘れてはならないでしょう。
ナビゲートみたいな記事でしたので、もっとこの手の作品が読みたいと思った人は大判コミックで1巻完結しているような作品から始まって短編ばかり専門に描いている漫画家など多岐に渡っておりますので、自ら開拓していって欲しいと思います。
また私個人として日常漫画に対する捉え方にも言及するならば、この手の日常漫画は癒されたい願望を満たしてくれる作品群ではありますが、それだけ読んでいれば満たされるのかと言えばそうでもないんじゃないのかなと思うわけです。
ほっと一息つける優しい作品は……、日常漫画は色々なジャンルの漫画の刺激を整合して際立たせてくれる為にある休憩所のような存在なのではないかなと思っています。
あまり漫画を読んだり収集したりする程に漫画に思い入れがないという層に対して、日常漫画を基点に色々なジャンルの漫画を読み楽しんでみて!という感じに安易にオススメ出来ないのもまた然りではあります。
ありますが、この日常漫画というものがあることで他のジャンルの漫画が際立って楽しく読めるはず!ということも合わせて主張したいこと。
普段あまり漫画を読まない人がこの記事をもし読んでいらっしゃるとしたら、この日常漫画というものを基点にして様々なジャンルの作品を読んでいってもらえたら幸いだなと思うに至ります。
当ブログの他のレビュー作品を読むもよし、リンク先(当ブログの)のブログ様が紹介しているレビュー作品を読むもよし、です。
どうぞこの万人向けな日常漫画のジャンルから慣らしてコアなジャンルの作品を読む漫画通になって頂ければこれを越した喜びはないです。
という風に最後が偽善臭く嘘っぽくなってしまったと反省です( ´,_ゝ`)
もう少しレビュー数を増やしたら再度関連記事でも書いてみようかなとは思います。お疲れ様でした。



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Date:2010/03/12
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