漫画レビュー~遠藤ってば!~

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CLAYMORE

                ガラテアの達観デレ、ぱねぇっす

■ダークファンタジーの最高峰作品にして秀作■

「CLAYMORE」
作:八木 教広
連載:ジャンプスクエア (集英社) ※以前は月刊少年ジャンプ連載、休刊に伴い移動
定価:¥ 410


ストーリー:★★★★★

画力:★★★★☆ 

キャラクター:★★★★☆ 

構成力:★★★★☆ 

遠藤のツボ:★★★★☆ 

                              総合:★★★★☆

※詳しい評価基準はこちらの採点項目をお読み下さい


~あらまし~
古より人間を喰らって生きる妖魔と人間との間には、一方的な捕食者とエサとしての関係が長く続きました。そんなファンタジーな世界の中のお話です。人間は妖魔に対抗すべく半人半妖の戦士「クレイモア」を造りだします。その中に、クレアという一人の少女の姿がありました……。彼女が見てきた世界、そしてこれから見る世界、全てを刮目せよ!

~レビュー~
表紙の癖のある絵柄と噂に伝え聞くオドロしいダークなお話、雰囲気で作品を敬遠していた人はいませんか?

私も多分に漏れず、その中の1人でした。
まず始めに明記しておきたいのは「雰囲気避けは大損のとても面白い作品である」ということです。
これは私だけかも知れませんが、伝え聞いた印象を自分で勝手に悪い方向に脳内改変してしまい、雰囲気の暗い、気味の悪い作品だなんて位置付けて長い間スルーしてきた作品がこの作品でした。

その何たる過ち。

これほどまでにダークファンタジーとしての良さを惜しげもなくそして素晴らしい描写で表現している作品はなかなかありません。


ということで、随分前置きが長くてすいません。
物語は謎の戦士集団である「クレイモア」が鍵になります。
この集団は「妖魔の血肉を取り込むことで妖魔に対抗する力を得た半人半妖の戦士集団」なのですが、なぜか女戦士しか所属していません。その理由などは実際にお読みいただいて理解していただきましょう。
さて、このクレイモアは妖魔を討伐する存在であると同時に、人外の存在として人々に忌み嫌われています。
なんとも悲しい宿命を背負っているのですが、妖魔討伐に駆り出ては討伐代としてお金を徴収していたり、なんとも一般の人々が忌み嫌うのもわかるような気も致します。

そんなクレイモアが討伐の対象とするのが妖魔と言われる人外の魔物で、この妖魔は喰らった人間に擬態する能力を持っており、人間に成りすまして村や町に潜伏し人を殺して喰らいます。
脳を喰うことでその人間の記憶までもを写し取るのでクレイモアでなければ妖魔と人間の区別はつかないのです。

物語の下地はこういったものなのですが、世界観の設定が終始ぶれないストーリーとしての素晴らしさには驚かされます。
最初の数巻はちぐはぐで連載期間を続けるうちに物語の設定枠がしっかりしてきて魅力的になってくる作品は数多くありますが、この作品は最初から目が離せません。

とは言いましたが、惜しむる点もあります。

オムニバスのような内容の1・2巻とともに初期の画力。

画力は二桁巻数になる頃には美麗で物凄い上達を見るので読み進める上では安心の1作なのですが、間口を広める為(かどうかは私の勝手な解釈ですが)の指針なのかどうか、最初の1・2巻は作品紹介のようなノリで全く物語としての深みが出てきません。

ここで作品に見切りをつけてしまう人もいるのだろうと思いますが、本領が発揮されるのは3巻からなのです。

話が逸れてしまいますが、同じジャンルである「鋼の錬金術師」という作品が最初の1巻から素晴らしいポテンシャルで魅了して人気になっていったことと比べ、このCLAYMOREはこの最初の1・2巻がために人気爆発にストップをかけてしまっているんじゃないかとさえ思うくらいです。
同等のポテンシャルを秘めている傑作であることだけは断言出来ます。


では実際にみていきましょう。
主人公であるクレアはクレイモアに所属しており、ある町の妖魔討伐を受け持った所から話が始まります。
圧倒的な力で妖魔を退治するクレア、読者はクレアの強さに驚かされるでしょう。
しかしです、クレイモアの中にも階級があることが後の描写でわかります。
作中の大陸は47の地域に分けられているのですが、クレイモアは各地域に1人ずつ配備され、1番から47番のナンバーを与えられています。
このナンバーはそのままクレイモアの戦闘能力の優劣を表すものとして位置付けられているのです。
1番は1番強く、47番は1番弱いという具合ですね。
クレアのナンバーは47番。
しかし読み進めていくとわかりますが、最下位ナンバーでこの強さってクレイモアとはという視点ではなく最下位ナンバーなのにこの強さってクレアはどんな秘密を持っているんだろうと思わせてしまう所にワクワクしてしまう上手さがあります。
クレアに夢中になった時点で作品の虜になったといってもよいでしょう。

そして語られるクレアの過去。
これが3巻からの内容になるのですが、もうこの巻からは目を離すことが出来ないくらい凄まじい面白さの連続なんですね。

未読者優先のレビューをしているので具体的にネタバレできないのが歯がゆいですが、少しだけお話させて下さい。

クレアも幼い頃は人の子でしたが、孤児という立場から義理の親に養われる毎日を送っていました。その親も最低な奴で体罰をしたり人として終わってます。
クレアもなんというか精神的に病んでいます(可哀想)。
そんなクレアの住む町にも妖魔が現われるようになり、クレイモアの戦士が討伐に来ることになります。
その戦士が歴代最強と謳われているナンバー1の戦士なんです。
なんというか別格級の強さ。
強さを数値化したドラゴンボールなどが少年漫画特有の面白さを築き上げていきましたが、このクレイモアも同様ですね。
こういう側面は少年心をくすぐられるようです。
そのクレイモアは妖魔をあっさり討伐するのですが、クレアの義理の父などは妖魔に殺されてしまいます。
行き場を失った、しかし自由へと開放をしてくれたそのクレイモアに子供心ながらついていこうとするクレア。
そのクレイモアの戦士の名をテレサと言います。
テレサもクレイモア特有の冷酷さを併せ持った人物で、最初はクレアなど眼中にもないのですが、次第にクレアとの絆を築いていくんですね。

あぁ、私はこういう展開大好きですが皆さんはどうでしょうか。

いつしかテレサにとってクレアはなくてはならない存在に、そしてまたクレアにとってもテレサこそが全てになっていきます。

しかしクレイモアとして行動するテレサにとって生身の人間であるクレアは足枷にもなるのでした。

クレアとテレサはどんな運命を辿るのでしょうか。

まさに必見としか言いようがありません。



また、この作品に登場する妖魔ですが、これにもランクがあったりします。
覚醒者と呼ばれる妖魔は通常の妖魔とは桁違いの強さだったり。
この覚醒者と物語との繋がりも見逃せない魅力になってたりします。

作品内の要素の繋がりをこれでもかというくらい上手く仕上げている作者の技量には脱帽。


現在レビュー時点での最新巻である15巻では、作品内の設定を大きく揺るがしかねない衝撃の事実の連続になっていまして、広げたストーリーの風呂敷をしっかりしまえるのか心配な側面もありながら、この作者ならきっとやってくれる!という期待感に高揚していたり。


是非とも完結まで追って欲しいダークファンタジーの傑作です。


それはそうとガラテアの達観しながらもクレア達にみせる寛大な心、達観デレぱねぇっす

なんて萌えの介入などあるまじき作品で萌えを武力介入させる私をお許し下さい。


それにしても修行して強くなって敵を倒すとかいう努力・勝利・あと何でしたでしょうか?
少年漫画の3大要素も盛り込まれている節のあるCLAYMORE。
ダークファンタジーの世界にこの要素が合わさると言葉には形容し難い浪漫があるなと思いました。

※新刊レビュー→17巻

※このレビューは15巻まで既読時のレビューになります


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Date:2009/02/07
Trackback:0
Comment:2

Comment

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もっとマシなレビューを書け
2010/02/01 【漫画好き@名無しさん】 URL #-

* Re: タイトルなし

名無し氏、お越しいただき有難うございます
まず、運営休止中の為、コメントに気づくのが遅れてしまい申し訳ありませんでした
私個人から名無し氏に対して言えることは、誠心誠意精進してやらせて頂きますということしか言えません
詳しくはブログトップの目次、はじめにより記載させていただいていますのでご理解いただけましたら幸いです
その人にとって合う合わないの感性の問題はもちろんあると思いますのでその点で不満に思われているのでしたら上記回答になります
それ以外で文章中の表現に際して他人を不快にさせ得るというご指摘があるようでしたら検討の上で変えさせて頂いたり等の対応をしております
コメント欄以外にもお返事いただく方法はご用意させて頂いておりますので、何かありましたらよろしくお願い致します
2010/02/16 【遠  藤 】 URL #-

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