漫画レビュー~遠藤ってば!~

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ちはやふる

                千早(ちはや)と新(あらた)以外は認めない姿勢でいくことをここに宣言したい

■競技かるた=スポコンの心地よさ■

「ちはやふる」
作:末次 由紀
連載: BE・LOVE (講談社)
定価:¥ 440(一部巻数¥ 429)


ストーリー:★★★★★

画力:★★★★★ 

キャラクター:★★★☆☆ 

構成力:★★★☆☆ 

遠藤のツボ:★★★☆☆ 

                              総合:★★★★☆

※詳しい評価基準はこちらの採点項目をお読み下さい


~あらまし~
小学6年生の綾瀬千早の夢はモデルである姉が日本一のモデルになること。自分の夢を持ち得ていなかった千早でしたが、転校生である綿谷新と親しくなる中で、彼のある夢を知ることになります。それは競技かるたにおいて名人になり日本一を目指すという若者にとっては一風変わった夢でした。昔遊びの一つだと思っていたかるたが競技となった時の魅力に彼女は虜にされていきます。かるたに青春を捧げる若者達の青春ストーリーです。

~レビュー~
ついに(レビュー時点で)昨年の2008年に連載がスタートされた「ちはやふる」。

実は色々ごたごたがあった作者なのは軽く知っていたのですが、奮起一新して復帰をした後のハルコイを読んで、そして今回のちはやふるの連載、教訓を生かしてなどというと上から目線になってしまうので大それたことは言えないのですが、作品のリサーチから始まって魂のこもった漫画家に成長なされたのではないでしょうか。
そんなに事情にも詳しくないので、この辺りの話はここまでにして。


画力と臨場感の出し方は非常に高いスキルを持っている作者だと思います。
個人的に少女漫画系の絵柄では最近の作品でという側面で椎名先生の「君に届け」や河原先生の「高校デビュー」などと同様に、私の中では男女ともに共感しやすい上手い絵として位置付けています(作風もか)。
実際、このレビュー作品を含んだ今挙げた3作品は少女漫画入門のような作品として、特に普段少女漫画を読まない男性の方にもオススメできると思います。

さて作品にそろそろ触れろよという話なんですが、作品の題材は競技かるたです。
この題材を聞いて大多数の人はどう作品として調理されるんだろうという未知への期待を覚えることと思います。
それが少女漫画として表現されるわけですからどんな作品なのだろう、と。
私が感じたことを率直に申し上げるならば、これはスポコン作品が好きな人や当ブログのジャンルで言うならば職業・ドラマ漫画のジャンルを好む人が気に入るような作品ではないかなと思いました。
逆に言うと、恋愛や青春漫画の系統が好きな人が期待して読んだ場合、肩透かしをしてしまうような気がします(現レビュー時点での3巻までの印象で言うと、です)。
もちろん漫画として面白いので読ませる内容であることは間違いないですが、もう少し恋愛面を描いてもいいんじゃないかと。
こういうのは得てして難しいもので、普段こてこての恋愛漫画が好きでない人にとっては競技かるたの情熱の部分が前面に押し出されている今作は、逆にこの作風だからいいのであって下手に恋愛描写を絡ませるのは良くないと思う人もいると思うので、完全に恋愛で推したい管理人の個人的な見解で話させていただくこと、ご了承下さい。


東京に住んでいる主人公の千早が出会う新は、福井からの転校生で競技かるたを嗜む古風なこどもです。祖父が競技かるたの世界で神がかり的な強さで名人の座に君臨していたという背景があり、イメージとしては将棋や囲碁を嗜むこどもが実は家族の影響でのめりこんでいる、というようなものと同じでしょうか。
この新は無口で何か達観したような雰囲気が周りの同世代のこどもには馴染まず、転校してきて学校に溶け込めていないという境遇です。
それでも我が道をゆく新には読者印象も抜群かと思われます、いや私は好きですこういう性格。
そんな中で気にかける千早。
周りから構うのやめとけよオーラを出されても新と向き合う彼女は、漫画だからだけど実際にはこんな善人いないよなぁーとも思ったり。
純真無垢みたいな。

彼との交流において競技かるたの魅力にのめりこんでいく千早でしたが、ここに彼女の幼馴染の真島太一という負けず嫌いで千早に好意をよせる男の子が絡んでくるんです。

小学6年生なのに青春過ぎて読んでるこっちが若干恥ずかしくなってくるでござる(ん?)

次第に3人はかるたを架け橋に友情を育むようになるのですが、祖父の介護のため福井に戻らなくてはならなくなる新。
別れです。

といった所で物語は高校編に以降していくわけなのですが、この年代が変わるというギミックが個人的にはツボでして、高校編とくれば期待高まる恋愛模様。


そう思った私の前に叩き出されたのは、競技かるたを紡ぐ友情と努力、まさにスポコン物語でした。

いいんですよ、熱いし競技かるたという普段漫画として眼にすることはないようなジャンルをものすごく巧みに表現している。
漫画として、面白いんです。

千早の遠く離れている新に対する憧れが前面に推し出されているものの、やはり身近にいなければ恋愛漫画には発展しないわけで。
そして幼馴染の太一もイケメンで良い奴に成長するのですが、彼は千早と同じ学校に進学したことで色々とあれなわけですよ。

千早と新が結ばれて欲しいと思う私にとっては凄くしっくりこない展開

とは言ってもまだ3巻なわけでして、現段階で作品の評価はこうだとは言えないのも事実です。
作品がスポコンとしての競技かるた青春ストーリーとして走り始めている以上、恋愛漫画としての側面には期待出来ないであろうことは私も納得しているのですが、合間に上手いバランスで恋愛描写を挟んだとしたら今評価されている以上に化ける作品になるんじゃないかなと思っている次第です。

競技かるたの魅力を引き出すことにかけてはとても成功しているように感じるので、とにかく恋愛成分を。

まぁ恋愛恋愛言ってはいますが、漫画として序盤でここまでの面白さを提示出来ているというのはとても凄いことだと思います。現在のレビュー巻数では3というのが妥当ではと思っています。
そんな中ではありますが、今後恋愛面も恐らく強化されていくでしょうし、本筋の競技かるたという世界が今以上に広がっていくのならばそれはもう魅力を確立している作品です。そしてそうなるのが確定事項な程に今後の展開に読者として安心して期待できるポテンシャルを持っている作品だと思っています。なので多少前乗り感はありますが、それを見越しての4評価ということで一つ把握の程よろしくお願い致します。


といった所ですが、1つ言いたいことは主人公である千早の恋愛としての牙城を崩させる(女の子としての気持ちを開花させる)人物が新であって初めて私はこの作品を読んできて良かったと思えるのかも知れません。

恋愛脳しんどけよw

でもやっぱり高校にもなったんだから主人公の恋愛の下りは欲しいと思うのが人情じゃないですか。
主人公がこれまた天真爛漫な感じだからこそ、恋愛にしどろもどろする様としての萌えを求めるこの探究心、ご理解いただきたい所存。

ようするにこの要素というのは会長はメイド様!でレビューした際の初心(うぶ)萌えに通じる側面もあるのですが、詳しくはそちらのレビューをお読みいただければ幸いです。


最近は囲碁ブームを作ったほった&小畑先生の「ヒカルの碁」、将棋認知を推し進めている柴田先生の「ハチワンダイバー」やかとり&安藤先生の「しおんの王」等など昔であれば若者とは疎遠であるような日本の伝統的な遊戯を題材にした作品が盛り上がりを見せていますが、今作はそのブームの最後の候補者というような印象を持ちます。

今後どんどん面白くなっていくであろうことは確定事項のような作品でもあるので、完結まで注目の目が離せない1作であるでしょう。

※新刊レビュー→6巻

※このレビューは3巻まで既読時のレビューになります


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Date:2009/02/18
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2010/03/09 【】  #

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2010/03/12 【】  #

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