漫画レビュー~遠藤ってば!~

□ スポンサー広告 □

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


* 「スポンサー広告」目次へ戻る
*    *    *

Information

□ 日常系・コメディ漫画好きへ □

みつどもえ

                個人的に好きなのはひとはなんですが、ふたば反則すぎるw

■下ネタの包み加減……至高の領域へ■

「みつどもえ」
作:桜井 のりお
連載:週刊少年チャンピオン (秋田書店)
定価:¥ 420


ストーリー:★★★☆☆

画力:★★☆☆☆ 

キャラクター:★★★★☆ 

構成力:★★★★★ 

遠藤のツボ:★★★★☆ 

                              総合:★★★★☆

※詳しい評価基準はこちらの採点項目をお読み下さい


~あらまし~
小学6年生の三つ子・丸井みつば、丸井ふたば、丸井ひとはの三姉妹の日常をドタバタギャグとして描く快作。学生生活を中心に小学校時代ならではのテンションでもって、個性豊かな登場人物がそこに加わり、紡がれるえっちネタをベースにしたギャグは下ネタ上等!

~レビュー~
この作品ほどもっと評価されるべきタグをつけられるべきもとい、もっと評価されるべき作品はないのではないかと思われるほどに大枠では日常系絞った見方ではギャグ作品の中で特出したポテンシャルを持った作品ではないかと思います。
評価された後でも「さらに評価されるべき」タグをつけたいくらいの快作です。
生活に二コ動が溶け込みすぎた弊害がまさにここに

対比させるわけではないですが、以前レビューしたみなみけも三姉妹の日常を扱った日常系コメディだったなと思い返すに至り、みなみけが「静」であるなら今作は「動」だなとか言っちゃうと何良いこと言っちゃったーみたいな気になってるのー?と突っ込まれそうなので自重しておきますw
主人公である三姉妹の性格付け(キャラ付けとも言える)のキャッチコピーが見事としかいえない出来栄えなので、本編からキャッチコピーを引用させていただいて人物の紹介から魅力を話していきたいと思います。

長女の丸井みつばは通称「ちょっとおませなサドガール」です。上記画像で言うと一番右の人物ですね。一言で表現してしまうとツンデレになってしまいますが、愛すべき馬鹿タグがつけられるべき存在です。
いい加減二コから離れろと小一時間(ry
周りとの関係において優位に立とうとするあまり逆にどじをして醜態を晒す黄金パターンの製造機のようなポジションなのですが、注目すべきは個人としての良さよりも他姉妹の魅力を引き立てる相乗効果時の起爆剤となっている点です。

次女の丸井ふたばはは通称「ちょっとスケベなマッスルガール」です。上記画像で言うと真ん中の人物ですね。一つ言えることは今作においてギャグの牽引力を一手に担うのがこのふたばではないかと。髪型のちょんまげ部分が目立つのですが、これはみなみけで言う所の三女千秋を彷彿とさせました。みなみけでも物語のキーになる存在と位置付けた千秋でしたが、今作でももっこりヘアのふたばが作品の重要な要になっており、何かと繋がりを感じずにはいられないといった余談もありつつ。
このふたば、まぁ凄い。
タンクトップとスパッツに裸足というスタイルで常にぺたぺた歩く姿は自由人のそれ。
凶悪なまでの怪力によって無意識に周りのものを破壊する描写は天真爛漫な性格に拍車をかけています。
そして絵を描くことが非常に得意でいておっぱいに対する探究心は人並み外れたものを持っているということから、女性の裸体ばかりリアルに描いていて、もう突っ込みしきれません。
ふたばの絡むギャグは下ネタ絡みが大半なのですが、それが神がかり的に面白いです。
そして、作者が女性ということもあり俗な言葉にはなりますが下品さが無く、そこがまたギャグの質を高めています。
本来ならば作品内のギャグを具体的に挙げてここがこう良いなどを延々何時間も語りつくせるほど面白い作品なのですが、そこは我慢して……実際にお読みいただいてこの近年稀にみる至高のギャグとしての面白さを感じて欲しいと思います。
ギャグベースが下ネタに支えられているので決して万人向けではありませんが、萌えに教養がある人もない人も、男性も女性も幅広く面白い!と感じることが出来るであろう間口の広い作品じゃないのかなと感じています。
尻上がりに面白くなっていくタイプではなく、1巻からガッツリと面白いので普段ギャグ作品を読まない人も最近のどうせ萌え先行の作品だろと興味のない人も騙されたと思って1巻をまずはお手にとって欲しいと思います。
いや、尻上がりという言葉は少し語弊があるでしょうか、面白さのポテンシャルという意味で最初から水準の高い面白さを持っている作品でしょう。
1巻特有の初々しさ・作品にまだ馴染まない感じは感じますがこれが2巻・3巻を追う毎に爆発的に面白くなっていくことを考えると尻上がりに面白くなっていく作品ともとれますね。
この場合の尻上がりという言葉は最初がつまらないと評価されている作品が巻を追い、いつしか大々的に評価されるというケースを尻上がりという見方で表した場合尻上がりではないということで一つ。

と、締めにはいりかけてしまったのですが忘れてはならないのが三女の丸井ひとはの存在です。
三女の丸井ひとはは通称「ちょっと不思議な暗ガール」です。暗ガールと聞いたときは上手いなと唸りました。
上記画像で言うと左の人物ですね。
根暗で他人との関わりを敬遠する彼女ですが、エロ本を読むのが趣味というこれまた突っ込みしきれない特徴を持っています。
気分を落ち着かせたい時は三姉妹のクラスの担任の机の下に潜り込んで担任の矢部先生とその度に問答を繰り返す様は良いキャラしているなと思わざるを得ません。
クラスでは浮いた存在の彼女ですが、根暗キャラであるが故に長女と次女との相性は抜群。
最初は閉鎖的だった彼女が巻を追う毎に成長していく描写もほのかにされていて、細かい所で色々と上手い。
ギャグ作品でありながら作品の深みを与えているのはこういった細かい気配りなのかなと感じました。
又、これはひとはだけに言えることではなく、三姉妹全員がそれぞれ成長していきます。
ギャグ漫画でありながら人間として成長していく様を地味に、けれどスルメ味のように描写できているからこそギャグの土台が冴えるのでしょう。
始めはクラスでも浮いていた三姉妹がいつしか巻を追う毎にクラスと馴染んでいく様は、小学生というステージを最大限に活用した魅力の描き方だなと感じます。


考えてみると三姉妹の性格付けは神がかり的なバランスを保っており、とにかく冴えるギャグは常にプッと吹きだしてしまう魔力を持っているように感じます。
というよりも出てくる登場人物は皆三姉妹に匹敵する一癖も二癖もある登場人物ばかりなのですが、作品を面白いと感じることの出来るギャグ要素の周波数がこれでもかというくらいにどの人物もシンクロしていて、それは全体的に下ネタ表現として打ち出されるものではありますが、その統一感は評価されるべきものではないかと思っています。
とにかく下ネタで攻める中で磨かれていくギャグセンス。
現在レビュー時の6巻までを読んだ印象では、下ネタを使っていない際のギャグも連載当初に比べかなりハイセンスなレベルにまで達している印象を受け、向かうところ敵なし感を覚えてしまうほどの素晴らしいギャグ漫画だと思います。
ギャグネタだけではなく、合間に挟まれる崩し絵の顔のインパクトも強烈に面白いこともあり、ようするに面白すぎる作品です(それで片付けちゃいけないw)

そういえばみなみけでは両親の描写をあえてしない形で穏やかな三姉妹達の日常を描いていましたが、今作では父親が強烈なインパクトとともに登場します。
これがかなりの曲者。
あえて親父臭を強くしているからこその作品を通しての見栄えの良さに繋がっているのかも知れませんが、アクが強い人物なので正直なところ読んで抵抗感を覚える人が出てくることが予想されることは明記しておきます。


何にせよ単行本1巻目が発売になったのが2007年の1月で、まだ世間的に爆発的なヒットにはなっていない作品のようにも思いますが(漫画好きの中ではかなりのメジャー良質作品として認識されている節はあるものの)、何で話題にならないんだろうと疑問を覚えるほどに面白い作品です。
みなみけとばかり比較して申し訳ないですが、ポテンシャルでは今作の方が上という印象を感じずにはいられません。
いや、どちらも大好きな作品ではありますしギャグに特化しているかホームコメディに特化しているかでも若干毛色も違うため一概に比較は出来ませんけれども。
アニメ化されないのが不思議ですね。
そしてまた週刊誌で連載しているのだという点も忘れてはなりません。
作者の執筆環境も知るとなおその凄さがわかります。


作品を褒めてばかりであれですが、褒めちぎる他になし!そのポテンシャルを持つ1作です。
本来ならば5をつけたいのですが、下ネタ主導を考慮するとどうしてもそこまでの評価に踏み切れないのも事実。そもそも評価基準で言えばまだ若い人は面白いと感じるかも知れませんが、あまりギャグ漫画を良しとしない層や年配の方が読んでも面白いと思えるのか、管理人公式見解では4にして、心の声は5だよということでひとつよろしくお願い致しますっ。

※このレビューは6巻まで既読時のレビューになります


* 「日常系・コメディ漫画好きへ」目次へ戻る
*    *    *

Information

Date:2009/03/21
Trackback:0
Comment:0

Comment

コメントの投稿








 ブログ管理者以外には秘密にする

Trackback


+
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。