漫画レビュー~遠藤ってば!~

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変ゼミ

                水越さん株暴落、蒔子株上昇

■学生生活的日常コメディ、ただしマジキチという■

「変ゼミ」
作:TAGRO
連載:モーニング・ツー (講談社)
定価:¥ 560


ストーリー:★★☆☆☆

画力:★★☆☆☆ 

キャラクター:★★☆☆☆ 

構成力:★★★☆☆ 

遠藤のツボ:★★☆☆☆ 

                              総合:★★☆☆☆

※詳しい評価基準はこちらの採点項目をお読み下さい


~あらまし~
とある大学のキャンパスライフを描く今作。松隆奈々子(まつたか ななこ)は至ってノーマルな女子大生。好きな相手がいるという理由でどう巡ってか飯野教授(めしやきょうじゅ)のゼミに入ることになるのですが、そのゼミは通称して変態生理ゼミ、略して変ゼミと呼ばれる教授&ゼミ生が全員変態というアブノーマルな世界だったのです。ゼミ生に多様にわたる変態的な課題を課してくる教授に負けじと奇人変人がステータスとなっているゼミ生達。彼女のキャンパスライフは今日もまた慌しく過ぎてゆくのでした……。

~レビュー~
祝2巻発売ということでまだ新刊レビューの域を出ていない巻数ですが、2巻まで発売となって作品の大枠が掴めて来たということでレビューさせていただきたいと思います。カテゴリとしては日常系に分類しておりますが、ヒロイン(主人公?)を中心としたキャンパスライフでの恋愛要素も見え隠れしている内容となるので、恋愛・青春畑の匂いも感じられる今作。しかしその実態は……。

全ての展開とネタがディープでキワモノの変態尽くめで構成される変態漫画なのでした。

最初に評価のお話をさせていただきますが、個人的には1つ星なんですね。ただし、特出した魅力=変態ネタということが言える側面もあり気持ち個人的に上の評価を位置付けています。まぁその変態ネタも読む人にとってはマイナス面になりえるほどにスレスレをいっているわけで、読む人によって印象を大きく変えてしまう作品であることは事実でしょう。

変人のネタをこそ題材にした漫画というのは未知なるエリアへ!というか斬新な設定ですが始めに明記しておかなければならないことがあります。
まずは作品を楽しめるかどうかの基準をお話したいと思います。
ゼミ生の日常(人はそれを非日常と呼ぶ)、いわゆる一風切り込む形を変えたキャンパスライフな作品である今作ですが、登場人物の属性は寝取られフェチ、共依存者、マゾで輪姦体質、盗撮者などなど一般的な感性では測れない属性人物ばかりです。
加えて冒頭の話では食糞家の話がネタとして出るなど作品内の勢いはかなりぶっ飛んでいるので、ネタをネタとして~とはよく言ったものですが、割り切ってその変態ネタでのやり取りを笑えるくらいの頭の軽さがないと面白さを見出すことが難しいかも知れません。
また、それと同時に展開している内容は至極作品の深みを与える要素は皆無の空っぽ感も伴っているようにも思えるので、内容が薄いなどの感覚を覚える人も多いかも知れません。
何もこれは今作に限ったことではありませんが、最近の発想の勝利主体の作品で物語の深みは二の次といった作品に嫌気が差している人は読むのは止めた方がいいでしょう。
またそういったネタ大いに結構という層の人でも留意点として聞いて欲しいことがあります。
例えば「食糞?きめぇw」などは楽しめるとして、変態ネタの中での嫌悪感という側面ですが寝取られと輪姦の性的嗜好のネタがメインキャラの中で描かれるのは作品内の人物から作品に入っていく層を始めとして多くの人に抵抗感を覚えさせる要素かも知れません。
私もどちらかというとキャラから入っていくのですが、1巻ではそれほどでもなかったその要素が2巻では色濃くなっていくのを垣間見て、ネタ的な面白さとはわかっていても少し心の中での残念感というものを抱いてしまいました。
描かれる登場人物達に愛がないというわけではないのですが、寝取られフェチだ輪姦大いにOKといった物語の主軸となる人物達が展開する物語は言葉にし難い虚しさがあります。
総じていえることですが、作品の大枠は変態の嗜好にある人物達の真面目な(ネタとして演じている空気ではなく根っからという意味で)やり取りを意識して描かれています。
その点において一本作品として芯を据えている、通している作品だとも思うわけですが、そういう空気を過激なネタ漫画での作者の保身だったり空っぽ漫画ではないのだという主張だと捉えるのか、ただの奇抜な設定に絡めた萌え漫画にはない深みを出すのに成功していると捉えるのかは微妙な判断所のように感じています。


と、ここまでは作品に入っていくための気構えのような話をさせていただきましたが、これは=として上記で挙げた点を読んで面白そうだと思った人なら楽しめること間違いなしではないかと思っています。
どこかで見たような漫画だなという感覚にはならない作品なので、読む人にとって新鮮な風を運んでくれることでしょう。
また、コメディ要素としてのテンポも一定水準を保っているようにも思い、時折センスの光る笑いを提示してくれるように感じました。
これには画風が大きな助力をしているかも知れません。
表紙画像に目を通していただければお分かりになるかも知れませんが、絵柄は丸っこく限りなく萌え漫画のそれであるように思います。
最近の漫画に慣れ親しんでいる層にとっては入り易い画風でしょう。
ぽわわ~んとしている絵柄だからこそドギツイ変態ネタをされた時のギャップの破壊力はなかなかのもの。

ここからは個人的に魅力に感じたポイントなどを。
表紙画像の中央、金髪の少女の存在。
イギリス出身の美少女・蒔子=グレゴリーが作品で成し得ている存在感。
共依存でダメ人間好きという彼女は同じゼミ生で変態のダメ人間田中とは共依存の関係です。
田中自体も共依存であり破滅願望があったり盗撮趣味だったりと色々と変態なのですが、蒔子は共依存それ自体以外には変態要素をあまり主張してくることはありません。
恋愛にも似た要素として描かれるこの共依存ですが、この変ゼミの中では恋愛要素のオアシス的な側面として恋愛系統が好きな読者の読み進める上での安心感を演出しています。

恋愛脳でサーセンw

いやむしろ作品全体の安心感をこの蒔子が担っているともいえるかも知れません。
一般的な作品における萌え要素としての架け橋をかろうじて蒔子と田中の2人が支えているというのは私が感じた感覚ですが、これは読み進めていってどう感じるか皆さんにも体感して欲しいなと思うばかりです。
また彼女はこうも言っています。
「変」態と「恋」は似たようなものだ、と。
まさにこれだと思うわけです。
っていうかこれって改めてみると誰うまwですけど、ヒロイン(主人公)の恋愛然り蒔子達の恋愛然り他の部員の恋愛然り「変」態と「恋」を掛け合わせたラブコメともいえるのかも知れません。
(カテゴリ的には恋愛・青春漫画に振り分けるにはあまりにもおざなりなので日常系に振り分けてはいますけども)
また、彼(彼女)らが行う闇鍋のインパクトはまた通常の闇鍋とは路線が若干違っていて面白かったです。この話程度の変態レベルで満足している私はまだまだ変態道では未熟者なのかも知れません。
でも一般化した話のほうが読者受けが総じて良いということは言えるかもとも思ってます。
今後作品がその兼ね合いをみていくのかあくまでドン引きされても変態道を極めるのか……。

さぁ、これからは読んでいなかった人は私と一緒に変態道としての変ゼミ、追っていきましょうっ。

(=´ー`)ノ

※このレビューは2巻まで既読時のレビューになります


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Date:2009/05/11
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