漫画レビュー~遠藤ってば!~

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ニコイチ

                男とかそんなんどうでもいいんだ!真琴が好きなんだ!

■女装系作品最高峰■

「ニコイチ」
作:金田一 蓮十郎
連載:ヤングガンガン (スクウェア・エニックス)
定価:¥ 530 (一部¥ 540 )


ストーリー:★★★★☆

画力:★★★★☆ 

キャラクター:★★★★☆ 

構成力:★★★☆☆ 

遠藤のツボ:★★★★★ 

                              総合:★★★★☆

※詳しい評価基準はこちらの採点項目をお読み下さい


~あらまし~
話せば長い経緯がありつつ息子と2人暮らしの須田真琴は息子の前では美人ママ(息子さんは彼のことを女性でママだとガチ認識しています)、会社では本来の冴えないサラリーマンです。彼は同僚の藤本菜摘が好きなのですが、彼女の男に対するガードは鉄壁。ある日、電車で痴漢に遭っていた菜摘を助けた女装時の真琴でしたが、それがきっかけで交友が始まります。でも菜摘が好きになったのは女装の姿の真琴で……という女装奮闘記です。

~レビュー~
テーマがテーマだけに非常に扱いづらい側面があるものの、漫画にしか出来ない芸当として非常に上手く仕上げている作品です。

いやぁ、まさか男に惚れる時がこようとは。いや、でも最近は男性がメイクすると美女に変身する例というのは露出的にメディアなどでもよく目にしますし個人的には全然あり……か。

なんて超個人的な話かつキモチワルイ話(ある種冗談を冗談と見抜けない人はry)はおいといて、この作品はどちらかというとコメディ路線の作品です。

難しいテーマですが展開される流れは軽快なテンポで、読んでいて女装がもしばれてしまったらというような焦りを読者が感じることはないでしょう。

そういった意味では安心して読める良さがあります。
でも安心して読める分、ハラハラドキドキとしての良さは体感しにくいというマイナス面もあるのかも知れませんね。

そもそもこういった女装物作品というものは読む側をふるいにかけるジャンルだと思いますが、この作品に限ってはコメディ路線が作品の中核を担う為か男性女性問わず全体的な層にオススメできるなと思っています。

作品内に性的な描写がちょっと出てきますので、そういった表現が苦手な方はご注意下さい。

また、外見的な話をしてしまいますが、中には表紙のキリッとした絵のイメージが合わないと思って敬遠してしまう人もいるかと思います。

現に私が最初そういった印象を持ちましたので念にはということで話をさせていただきます。
結果からするとそれは十中八九で杞憂になるはずです。

若干表紙よりデフォルメされた人物像という印象で、作者の画力はかなり高いし絵の癖で敬遠するタイプの絵柄ではありません。

むしろこの作者の絵柄でなかったらここまでこの作品を面白いと思ったかを聞かれると悩んでしまいます。
話の展開や1話1話のオチなども凡庸と言ってしまっては失礼に当たってしまいますが、絵の魅力に大きく助けられている作品なのかななんて思いました。

この作品の1番の魅力は話の筋をコメディに徹している側面でしょう。
結構色々とピンチな状況も描かれますが、真琴なら苦笑いしつつも何とかしてくれるだろうという安心感は、読み進める上で非常に作品を楽しめる土台を築いています。

コメディの強みである読んでいて安心感というものを比較的緊迫した状況を作りやすい恋愛畑に交えている巧みさが光りますが、話のステップを明確にわかりやすく読者に理解させている点は見逃せません。

真琴は息子にはいつかカミングアウトしないといけないと思っているわけで、そして自分も幸せになりたいと思っています。
この2大目標に向かって引き伸ばしすることなく進んでいく物語はやはり話の作り方がうまいのでしょう。
4、5巻辺りになると流石に間延びしている印象は受けますが、それでもなお百合や女装作品が好きな自分にとっては問題には成り得ません。面白いと感じられる作品なので、トータル的に質の高い作品だと感じます。

これは私の勝手な妄想ですが、この作品を機会に女装物・百合物が嗜好になってしまう人が増える危険性ポテンシャルをもっている作品なんじゃないかなと。
その嗜好にさせるための入門書ですね、ニコイチは(んなこたぁない)。

女装物ということで敬遠しがちな人にも是非読んで欲しい面白い作品です。下手な百合作品を読むよりかは遥かに質の良い面白さを体感できると思います。

というか女装時の真琴が可愛すぎ美人すぎで、かゆうま状態です。
多分男装の麗人とかクール系女子のキャラを自分が好きなのに加え女装物大好き人間なのでこの作品に対する補正はかなり入っていると思うんですが、その補正を全て抜いたとしても楽しめる作品であると断言できるくらい面白い作品だと思います。

あと数巻で終わってしまいそうなのが本当に残念でなりませんが、良い意味での予定調和を魅せてくれるのではと期待しています。

総括になりますが、女装物をコメディタッチで描くなんて現代だからこそ為し得ているような気も致しますが、そういった現代に生きているならばやはり必読の1作という立ち位置にこの作品をそえたいと思います。

一言でいうなら真琴の女装姿を見れるだけで神作品。

なんて強引で自己中心的なレビューなんだ。

これでも興味を惹かれなかった人にレビューしといてこれを言うのは反則技なんですが、オフィシャルサイトにて第1話が無料立ち読み出来るそうなので読んでみて判断してみてください。

※この無料1話目立ち読みサービスが今後なくなる可能性もあるので現時点では見れますよということでひとつ

いやぁそれにしても真琴半端ない破壊力……。
でもこういうのって声とかがわからない漫画という媒体だからこそ為し得れるものだよなぁとつくづく思います。

※新刊レビュー→6巻

※このレビューは5巻まで既読時のレビューになります


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Date:2009/01/30
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